10月15日、我家にて滋賀登分会(滋賀県登録有形文化財所有者の会)の秋季研修会が開催されました。
テーマは、「ヴォーリズの和風建築「岡家住宅」を見る知る学ぶ」と題され、正会員13名、特別会員2名、準会員3名、日野町教育委員会2名の計20名の方々が我家を訪問されました。
私から築85年(昭和14年竣工)の創建から現在までのエピソードを紹介し、ヴォーリズ建築研究の第1人者である山形正昭先生からは、我が家の創建当時の日本では、いわゆる日本住宅である和風建築住宅の設計は大工の棟梁が行っており、建築事務所は洋風の大規模な建築を設計していた時代であったと、唯一、ヴォーリズ建築事務所だけが、和風建築住宅の設計にチャレンジしていた。一般に設計事務所が日本住宅を設計するのは、1960年頃からだということです。日本の建築史的観点からも、「岡家住宅」は非常に興味深いものだということでした。
その後、私と山形先生の案内で2組に分かれ建屋を見学、見学の後、地元のお菓子屋さん「かぎや菓子舗」の「いがまんじゅう」をいただきながら、恒例の自己紹介タイム。そして建物の管理などについて質疑応答等を交えた座談会を和気あいあいの中で楽しく行い。定刻になり終了となりました。
当日の詳しい様子は、滋賀登分会HP新着情報をご覧ください。