4月からの公開に向けて工事開始

    

2月5日、昨年の台風で大きな被害を受けた我が家の修理が始まりました。主屋大屋根の棟瓦、入母屋造りの棟瓦、4隅の下り棟、それと付属建屋の井戸館と水屋の棟瓦、まずは付帯建屋からスタート。気候不順な中での工事、壁土では乾きが遅く凍結の恐れもあることから、不凍液入りの南蛮漆喰を使用しての工事。

      

また、この工事期間中に表通りに面した大屋根、落ち屋根の妻側の壁面、60年前の伊勢湾台風で大きな被害を受け、暴風雨対策として大屋根部分には杉板のしぶき板落ち屋根部分にはトタン板を貼りましたが、今回これを取り除き創建当時の外観に戻そうとしてます。着工前に事前調査のためにしぶき板、トタン板をはぐりました。下から出てきた姿は、小屋梁、小屋束に囲われた部分は経年変化で色褪せた黒漆喰の真壁となっていました。部分的に壁がはがれて痛々しい姿でした。冬場の凍結期には施工は無理なので、3月に入り暖かくなったら工事を行い、4月の公開までには、創建時の姿を再現します。

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