滋賀登分会秋季研修会が開催されました

10月15日、我家にて滋賀登分会(滋賀県登録有形文化財所有者の会)の秋季研修会が開催されました。

テーマは、「ヴォーリズの和風建築「岡家住宅」を見る知る学ぶ」と題され、正会員13名、特別会員2名、準会員3名、日野町教育委員会2名の計20名の方々が我家を訪問されました。

私から築85年(昭和14年竣工)の創建から現在までのエピソードを紹介し、ヴォーリズ建築研究の第1人者である山形正昭先生からは、我が家の創建当時の日本では、いわゆる日本住宅である和風建築住宅の設計は大工の棟梁が行っており、建築事務所は洋風の大規模な建築を設計していた時代であったと、唯一、ヴォーリズ建築事務所だけが、和風建築住宅の設計にチャレンジしていた。一般に設計事務所が日本住宅を設計するのは、1960年頃からだということです。日本の建築史的観点からも、「岡家住宅」は非常に興味深いものだということでした。

その後、私と山形先生の案内で2組に分かれ建屋を見学、見学の後、地元のお菓子屋さん「かぎや菓子舗」の「いがまんじゅう」をいただきながら、恒例の自己紹介タイム。そして建物の管理などについて質疑応答等を交えた座談会を和気あいあいの中で楽しく行い。定刻になり終了となりました。

当日の詳しい様子は、滋賀登分会HP新着情報をご覧ください。

https://shiga-tobunkai.org/topics/527

柱時計の修理

築85年の滋賀の本宅(20数年空き家状態)、ここ数年前から高槻の自宅と滋賀の本宅との2重生活が始まった。

茶の間に創建当時から掛けられていた柱時計、細君がある日、この柱時計のねじを巻いて動かしてみた。意外や意外、なんと動いた、細君が感激し、それから本宅に見学のお客様が来ると必ずねじを巻き動かしていた。

先日、滋賀の本宅に帰ったとき、動かなくなってしまった。「お父さん直せる?直して!」と細君の願い。症状を聞くと、動かして5~10分もすると振り子が止まってしまうとのこと。振り子時計の仕組みは概念的には理解しているので、トライしてみることにする。

恐らく、がんぎ車とアンクルの辺り、歯車の軸受け部の汚れが原因と思い分解掃除することに。筐体につけられた扉を外し、次に長針、短針を外しそして文字盤を外す。最後にメカ部分を取り出す。

筐体に各部品を取り付けていた木ねじは、しっかりと錆が回っている。また文字盤は経年劣化で塗料がはがれているところも多数ある。文字盤をきれいにリペアしようかと考えたが、このままの方が時代を感じさせると思い、劣化がこれ以上進行しないようにクリアラッカーで養生することにする。

パーツ類はどれもきれいな状態、軸受け部もさしたる汚れは無い。動力源のゼンマイも錆は見られずガンブルーの黒光りする光沢を放っている。

軸受け部をベンジンを含ませた綿棒の先で掃除してやる。綿棒の先が真っ黒に、第一歯車から順に軸受け部を掃除する。そして歯車の嚙み合わせ部分も掃除する。最後に軸受け部分、歯車にしっかりとマシン油を指してやる。そして、元の状態に組み立てる。この時錆の回った木ねじは錆を落としておく必要がある。

柱にかけ、祈る気持ちで動かしてみる。振り子を振ってみると、左右に振れる間隔が少しずれている。左右の振れの間隔を均等になるように垂直の方向の傾きを調整してやる。5分過ぎ、10分過ぎても快調に動いている。1時間経過後、時間を合わせ、そしてあくる日の朝、まだ動いている。時差は1分内にとどまっている。24時間経過後でも1分内である。

日差1分内ならOKとして作業を完了する。

4月9日、桜の花びらの絨毯が

4月9日朝、目が覚め庭に出てみるとまさに「明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかわ」。昨夜は激しい雨風により我家の桜すっかり散り落ち、葉桜状態になりました。樹下に目を遣ると桜の花びらがあちこちにびっしりと敷き詰められている。

4月4日~4月7日までライトアップ多くの人達に楽しんで頂けたようです。

期間中、カメラを持って日没前後から撮影に来られる方が、お話を聞いてみると「毎年、夕焼けとライトアップに輝く桜を狙ってくる。」

「枝垂桜は風に揺れるので撮影が難しいのでは」との私の問いに、その方は「風に揺れている枝と、静止している枝、それを何とかうまく表現したい。」とおっしゃる。

機材をよくよく見ると、大口径のレンズが付いている。是非その方の作品を拝見したいものである。来年もきっと来られる。その時はお願いしてみようと思う。

ライトアップは、4月3日~実施します。

4月1日の我家の桜です。開花が進みいよいよライトアップの準備です。ライトアップは見頃となる4月3日~4月7日に実施します。ライトアップ期間中は、例年通り庭からも鑑賞いただけるよう表門を開放します。

表門開門時間は18:00~20:30、照明時間は18:45~20:30までとします。

 

 

漸く咲きました。

漸く咲いてくれました我家の桜、今月初めの開花予想では3月25日とのことでした。5日遅れの開花です。

良く観てみると蕾の膨らみ方、色調が全体的にそろっている。ということは、今年の桜は「パッと咲いて、パッと散る。」潔い桜になるかも、その分楽しめる期間が短くなるかもです。

ライトアップは明日(3月31日)の開花状況を見て決定しようと思います。おそらく、4月2日~1週間位と思います。ライトアップ期間中は通りに面した数寄屋門を18;00~20:30まで開放します。

 

我家の桜、開花前に雪の花が

3月21日、朝、目が覚めるとうっすらと雪景色、桜の枝にはところどころに雪の花びらが、日が昇ってくるとさっと雪が解けていく。この様子では、開花まで後1週間はかかりそう。

桜の見ごろは、4月に入ってからかな?ライトアップについては、桜の開花を確認して発表します。

我家の庭にも春の訪れが

2月から数回に分け鎌掛の本宅に帰り、庭の整備です。2月には、蝋梅の花が咲き、続いて紅梅が咲いていました。そして3月3日に帰った時には馬酔木の花が通りに面した生垣の間に咲き、庭の奥の山茱萸の木は黄色の蕾が膨らんでいました。山茱萸の花が咲くといよいよ桜の開花が気になる時期です。

今年も、例年通り桜の時期にはライトアップを行い、庭からも桜を楽しんで頂けるよう、通りに面した数寄門を開放します。ライトアップの期間は3月30日~4月7日位になると考えてます。最終決定は桜の開花を見て決定します。

もうすぐ梅雨明け、天の川のシーズンです。

もうすぐ梅雨明け、7月になれば天の川のシーズン到来です。小さいころに聞いた織姫と彦星の七夕伝説を思い出します。

実は5月の中頃より、両手首の関節に激痛が走り、近くの整形外科に、その場で即、総合病院で精密検査を受けるよう言われ、紹介状を書いてもらう。結果、大学病院で関節リュウマチ疑いありとのことで、各種検査を経て症状が確定でき投薬が開始されたのが6月14日。一か月近くも毎日痛みに苛まれ、疲労も結構たまり気力もなえている状態でした。そんな中、6月17~19日、鎌掛の家に帰り撮った写真です。

梅雨のさなかのたまたまの晴れ間。夜中には白鳥座が東の空にハッキリと見える。よく見ると、かすかに天の川が見える。写るかなと半信半疑カメラを持ち出しシーズンに向けてテスト撮影を行いました。高槻の自宅に帰り体調も完全ではないのと、忙しさもあり、すっかり写真のことを忘れており漸く現像を行いました。出来栄えはマズマズ80点くらいかなと思います。

撮影当日は、天気は一応晴れですが、快晴ではなく、結構水蒸気は多かったようです。

カメラはニコンD3500、レンズはニッコール18‐50mm(標準レンズ)

撮影条件は f:3.5 8秒 ISO:6400

画質モードはRAWで撮影したものを15枚コンポジットして作成してます。